犬の避妊・去勢について
まず、はじめに犬の避妊・去勢にかかる費用は、動物病院によってさまざまですが、おうよそ雄で1万5千円位・雌で2万5千円位だと思います。 近隣の動物病院で、問い合わせるようにしましょう。
自治体によっては、犬の避妊・去勢に対して、補助金制度がある場合がありますので、お住まいの市役所へ問い合わせてみると良いでしょう。
特に、犬を繁殖させることをお考えでない場合は、 避妊・去勢手術を行うことをおすすめします。
犬の避妊・去勢する時期は、6ヶ月から1年以内がベストです。オスの場合、子犬のときは、比較的足を上げずにオシッコをする子犬が多く、 成犬になると、足を上げてするようになるみたいです。あまりこの事には、こだわらなくても良いのですが、足を上げてオシッコをするようになる前に、 去勢手術を受けると、成犬になっても足を上げずにオシッコをするようになることが多いようで、室内で飼うのであれば、トイレの失敗が少なくなるようです。
犬の避妊去勢による効果
<メスの場合>
メス犬は、年に2回(6ヶ月周期)で発情期(生理)を迎えます。発情期間は約2週間あり、この期間中フェロモンを発散させてオスを誘います。
この期間は、体調不良やストレスから人間に噛み付いたり吠えたりします。ふだんどんなに、おとなしい犬でもこの期間だけは、過敏反応を起こしてしまう犬が多くいます。
避妊手術をすることで、肉体的・精神的なストレスを回避でき、人間にとっての問題行動は、極端に軽減される事が非常に多いようです。
また、犬の死因でもっとも多いのが、人間と同じで「ガン」です。メス犬のガンの約50%が乳腺ガンです。初めての発情期を迎える前に、避妊手術を すると、乳腺ガンになる確率は200分の1くらいになり、ほぼ心配の必要がないレベルになるのです。
その他にも、子宮蓄膿症・子宮ガン・子宮内膜炎・アレルギー・糖尿病などの予防にも効果があるようです。
<オスの場合>
オス犬のマーキング(片足を上げて放尿)は、なわばり意識からする本能行為です。大型・小型犬に関係なくオス犬であれば必ずこの行動を取ります。 他の犬に対して、威嚇したり吠えたりする行為もおなじです。
去勢手術をすることで、マーキングや遠吠え、威嚇行為が軽減されます。
また、睾丸ガン・肛門周囲線ガン・前立腺ガンなど、さまざまな病気の予防効果があるようです。
さらに、犬の散歩中の交通事故での死亡や怪我の多くは、発情期中のメス犬の匂いを嗅ぎつけ、一目散に駆けつける本能行為で、おこるそうです。 こういった悲しい事故も、未然に防ぐことにもつながります。
犬も人間と同じく、病気になると費用がかかります。そしてなにより、避妊・去勢手術をおこなうことにより、家族の一員である犬が、多くの病気の予防になるのであれば、犬にとっても人間にとっても、これほど幸せなことはありません。